6本指の奇形で生まれた赤ちゃん、父親は「人工呼吸器からはずして」と懇願
関東地方の田舎で双子の赤ちゃんが生まれました。第1子は死産でした。第2子は生きて生まれましたが、腹壁破裂という先天性の奇形がありました。もちろん緊急手術が必要です。何十枚ものガーゼでくるまれた赤ちゃんは救急車で深夜、私が勤めていた大学病院の小児外科に搬送されてきました。
家族控室には、赤ちゃんの父親と両家の祖父母が集まっていました。私たちは赤ちゃんの様子を口頭で伝え、それから面会してもらうことにしました。
ただ、ちょっと心配がありました。赤ちゃんの奇形はお腹だけではなかったのです。両手両足の指が6本ずつあったのです。いえ、でもこうした奇形は形成外科の先生に手術してもらえばきれいになります。「命には関係ありません」と家族に念を押しました。
家族に病室へ入ってもらいました。すると誰も赤ちゃんの顔やお腹を見ません。両手両足を入念に見ています。深夜の病棟に小さな悲鳴のような声があがります。病室は騒然となり、やがて誰もが黙りこくってしまいました。
手術の後、私たちはねぎらいの言葉をもらったり感謝の言葉をかけられたりすることが多いのですが、その時は気まずい雰囲気だけが部屋に充満し、家族はほとんど無言で帰宅の途につきました。
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父親の答えは…
父親は頭を深々と下げて、赤ちゃんを今すぐ人工呼吸器からはずして自宅に連れて帰りたいと言います。教授は目を丸くして、「今、呼吸器から外したら赤ちゃんの命はない」と大きな声を上げました。
父親の答えはこうでした。
「赤ん坊を、上の子と同じ穴の中に埋めてやりたいんです」
教授と父親のやりとりをそばで見ていた私はびっくり仰天しました。そして父親を廊下の隅へ連れ出して、赤ちゃんの命は赤ちゃんのものであり、親が勝手なことをしてはいけないと懸命に説得しました。父親は、「先生には分からないよ。田舎でこういう子を育てるのが、どんなに大変なことなのか」と悲しそうにうなだれて、廊下を去って行きました。
母親の涙が一滴、赤ちゃんの頬に…
私は、母親が赤ちゃんに初めて面会する時までに何としても赤ちゃんの状態を良くしようと決意しました。
術後6日目に呼吸器を外すことができ、そして7日目に母親が病棟にやって来ました。
赤ちゃん用のベッドの上で、手足をバタバタさせている我が子を見て、母親は顔を紅潮させました。私は母親に赤ちゃんを抱っこさせました。
涙が一滴、赤ちゃんの頬に落ちました。これが転機になりました。家族は一人また一人と赤ちゃんを受け入れていきました。もちろん父親もです。私は障害を持って生まれた赤ちゃんを受け入れるのは、単純なことではないと思い知らされました。
参照元:ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171009-00010000-yomidr-sctch&p=2
せっかく産まれた命なんだろうけど、親の気持ちを考えると何だかね。
命を奪うことを正当化するのは全く解せません
指が多いくらい何よと思います。手術で綺麗に治るのに。
生きていてくれるならそのくらい!と思うけど。片方死産なら尚更。
今のエコーの技術では腸が飛び出てるのも指が多い少ないも前もってわかるから、心の準備はできるだろうけどね。
私の知ってるケースでは、少なくとも足は全く何の支障も残らない。スポーツも完璧にできる。多分、手も平気でしょう。
拒否してるのは父親。
母親は我が子がどんな状況だろうと可愛いものだ。
母親は育てようとしますが父親は反対して離婚してしまう
田舎って肉親の情より体裁を重んじるところがある。そうしないと生きられない歴史があってのこと、くだらないとは言わないが、未だそれを引きずって振り回されていることに反吐が出る。
指くらい大したことないわ。
あんなになっちゃう人もいる
子供はかわいいけれど親も育てるリスクはあると思う
ただ母はやっぱり強いし父親はかなわないな
田舎は本当に大変と友達がよく言ってるけど
田舎じゃなくても障害を持つ子を育てるのは心の強さが必要だと思う
世間一般的な考えにそぐわない考えをしっかり内容を組み立てて書きましたが、そんな人は自分しかいなかったと責められました。でも現実はこの父親の気持ちと同じですよね。綺麗事じゃ育てられない。相当の覚悟が必要になるんです。
なんで覚悟をしなくてはならないか、それは周囲の視線の大半が偽善になることと社会の協力体制が全く整っていないから。だから苦しいんです。
我が子として育てる覚悟、環境、金銭面、いろいろ真剣に考えたらこの父親のように考えることを責められない。
特に田舎で障害児を育てる苦労は、都会の人には想像出来ないと思う。
うちの場合はもう病院からも治療はすすめられませんでしたが、、お父さんの気持ちは痛い程分かります。
見た目も内蔵も。現実的に無理でした。金銭面も、体力的にも。上の子2人を見ながら24時間介護なんて。手当だって主婦のパート代にも満たないんです。亡くなってから今でも、医療費等の借金返済中です。決して我が子が可愛くないというわけではない。
きっとどのご両親もどのご家族も同じですよね。
ご両親のお気持ち思うと…
言葉が見つからないけど
ただ、赤ちゃんすごく頑張ってますよね。
一生懸命生きようと。
もう一人の命の分まで頑張ってるのかな。
例えばドラマや話題で指の多い子供の手術について取り上げていれば家族の心の負担も軽くなっなったのかもしれない
それが広い意味で教育なんだと思っている
でもいつかは大きくなる。そのときにどう向き合うのかが大事。
小さいときには手術もしたので、何もなく産まれていれば手術を受けることもなかったのに、と自分を責めたこともありました。
結果としてきちんと治療して良かったのですが、そう思えるようになるまでながい年月がかかりました。乗り越えられるけど、時間がかかるので…
なので、記事のお父さんも、お母さんも、先生の気持ちも良くわかります。
障害のあるなしとかその可能性とか高齢出産とか女性同士のカップルからとかシングルマザーだとか、これが親のエゴでこれは親のエゴじゃないとか他人がああだこうだ責めることは出来ないと思う。
この父親は、この子もいずれそんな扱いを受けて、周りからヒソヒソコソコソ言われて学校ではいじめられて…って想像しちゃったのかもしれない。綺麗事だけじゃ子育ては出来ないよね。だからと言って生命を奪って良いことにはならないけど。
田舎は嫌だな…
無理矢理この世につなぎ止めるのも
医者の傲慢だと思う。
お腹縫って指切り落として、また次に
どうしようもない病気や何やらが発覚することも
多いからね。
眼鏡
禿げてる
太ってる
仕事をしてない
お腹が弱いなどなど
それを理由に呼吸器を外されますよ?
綺麗事だけでは生活はやっていけませんし
心を鬼にするしか。
私は当事者にならないと答えは出ないです。
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